マルコによる福音書書1-2章
マルコによる福音書の概要
全16章マルコによる福音書は、最も早く書かれたとされる福音書であり、イエス・キリストの公の活動を簡潔かつ力強く描いています。他の福音書と比べて、誕生物語や長い説教は省かれ、イエスの行動や奇跡がテンポよく「すぐに」という言葉を多用して語られます。弟子たちの失敗や弱さも正直に描かれ、イエスが苦しむしもべとして十字架に向かう姿が中心となっています。イエスは力ある救い主でありながら、苦しみを通して救いをもたらす方として示されます。
マルコによる福音書 1章
この章の要約バプテスマのヨハネが悔い改めの洗礼を宣べ伝え、人々にヨルダン川で洗礼を授けます。イエスもヨハネから洗礼を受け、水から上がると天が裂け、聖霊が鳩のように降り、「これはわたしの愛する子」との御声が響きます。その後、荒野で四十日試みを受けます。ガリラヤで宣教を始め、「時は満ちた。神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と語られます。ペトロやアンデレ、ヤコブ、ヨハネを弟子に召し、多くの病人や悪霊に苦しむ者を癒し、重い皮膚病の人も清められました。
マルコによる福音書 2章
この章の要約イエスが中風の人を癒し、「罪は赦された」と語られると、律法学者たちは神への冒涜だと非難しますが、イエスは癒しによって自らの権威を示します。徴税人レビを弟子に召し、「わたしは正しい人ではなく、罪人を招くために来た」と語ります。安息日に麦の穂を摘む弟子たちをめぐって非難されると、イエスは「安息日は人のためにある。人の子は安息日の主である」と宣言されます。
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