列王記下1-2章・詩編109編
列王記下の概要
全25章エリヤの後継者エリシャの奇跡から始まり、北イスラエルと南ユダ両王国の滅亡までを描きます。偶像礼拝がはびこり、預言者たちは神の言葉を伝え続けますが、王たちは多くが悔い改めず、北王国はアッシリアに、南王国はバビロンに滅ぼされます。神は裁きを行いながらも、わずかな忠実な者たちを守り抜きます。
列王記下 1章
北イスラエルの王アハズヤは病に倒れ、偶像の神バアル・ゼブブに回復の託宣を求めます。神はエリヤを遣わし、「主に尋ねず、異教の神を頼る者は死ぬ」と告げさせます。アハズヤはエリヤを捕らえようと兵を遣わしますが、エリヤの祈りで天から火が下り、二度も兵隊が焼き尽くされます。三度目の隊長がへりくだると、エリヤは同行し、王に直接神の言葉を告げます。アハズヤはその通り死に、弟ヨラムが王となります。
列王記下 2章
預言者エリヤは天に昇る前、ギルガル、ベテル、エリコ、ヨルダンへとエリシャを伴って旅をします。途中、エリシャは離れず従い続け、最後に「あなたの霊の二倍の分をください」と願います。エリヤは天からの火の戦車が来て昇天し、エリシャはその外套を受け継ぎます。以後、エリシャはエリヤの預言者としての働きを継ぎ、ヨルダン川を分け、町の水を清め、主を侮る若者たちに神の裁きが下るなど、神の力が共にあることが示されます。
詩編 109編
愛や善意に対して憎しみを返され、偽りの言葉で攻撃される苦しみを訴えます。敵だけでなく、その家族や子孫にも災いが及ぶよう願う、激しい言葉が続きます。その背景には、貧しい人や心のくじけた人を死に追いやる者への怒りがあります。心身ともに衰えた詩人は、自分では対抗できない苦しみを神の裁きに訴え、弱い者のそばに立って救ってくださる主への信頼と感謝で結びます。
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