サムエル記上20-22章・詩編89編
サムエル記上 20章
ダビデはヨナタンにサウルの敵意を確かめるための協力を求めます。ヨナタンは新月の祭りでダビデが欠席した際のサウルの反応を見て判断することを提案します。サウルがダビデの欠席に激怒し、ヨナタンをも槍で殺そうとしたことで、父の殺意が明白になります。ヨナタンは約束通り、矢を射る合図でダビデに危険を知らせ、2人は別れを惜しみながら友情を誓い合います。ダビデは逃亡生活に入ることを余儀なくされました。
サムエル記上 21章
逃亡中のダビデはノブの祭司アヒメレクのもとを訪れ、パンと武器を求めます。アヒメレクは祭司のパン(供えパン)を与え、さらにゴリアトの剣も渡します。その後、ダビデはガトの王アキシュのもとに逃れますが、家来たちが彼を「イスラエルの王」と称えるため、ダビデは危険を感じ、気が狂ったふりをして難を逃れます。
サムエル記上 22章
ダビデはアドラムの洞窟に身を隠し、悩む者や負債者が集まり、約400人がダビデの仲間となります。彼はさらにモアブへ両親を避難させます。一方、サウルはダビデがノブの祭司アヒメレクに助けられたと知り、怒り狂います。エドム人ドエグが密告し、サウルはノブの祭司たちを皆殺しにします。ただし、アヒメレクの息子アビアタルだけが生き延び、ダビデのもとへ逃れ、祭司として仕えます。
詩編 89編
ダビデとその子孫の王位を保つという、神の約束を前提とした祈りです。主の慈しみをたたえ、子孫の罪を罰しても契約は破らないという言葉を振り返ります。しかし現実には王は敗れ、王座は倒され、民は嘲りを受けています。変わらないはずの約束と、目の前の破局との間で揺れる思いが語られます。人の命の短さを訴え、かつて誓われた慈しみはどこにあるのかと問い、苦しみを顧みてほしいと願います。
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